イギリス(コロナ渦)のクリスマス。イブの食事とクリスマスディナー、クリスマスプレゼント[イギリス][料理]
みなさん、素敵なクリスマスを過ごされましたでしょうか。
今度はあっという間にゆく年来る年ですね。
早いなあ、一年。
けどもう、2020年はお腹いっぱい。苦笑
早く新年こ〜い。
今年のクリスマス前は我が家はドキドキでした。
18日の金曜日に、義理父が入院している病院の医者から連絡があり、
「肺炎の薬が効いていないようなので、今週末が山場でしょう」と言われました。
18日金曜日の仕事納めを楽しみにしていた旦那は涙にくれ、
私は心の中で、今年のクリスマスはとても辛い日になるな、と覚悟しました。
そんな私たちの悲しみが義理父に届いたのか、奇跡的に義理父の肺炎は良くなり、旦那と義理姉はクリスマス前に何度か、そして私もクリスマスの日に特別に義理父に会うことが出来ました。
このコロナ渦に働いてくれている医療スタッフには普段から感謝していますが、クリスマス、とくにイギリスでは家族と過ごしたい人が多いはずなのに、そんな時も勤務して、患者と家族を気にかけてくれて、コロナへの特別な配慮を行って、私たちが会えるようにしてくれた病院スタッフの皆様に、本当に感謝です。
一生忘れられないクリスマスとなりました。
肺炎は治ったけれど、余命2、3ヶ月の宣告がされている義理父。
がんの転移はもうなす術がないほど広がっています。
少しでも一緒にいられる、話が出来る瞬間を大切にしたいです。
そんな中、子供たちには義理父の状況は何も伝えていませんでしたが、やっぱりいつも近くにいたおじいちゃんがいないクリスマス。
それでもやっぱりクリスマス、子供たちには楽しみでいてほしい。
楽しんでほしい。
例年あるようなクリスマスイベントは、コロナの影響でどこもキャンセルでしたが、出来る限りクリスマスを感じて、わくわくしてほしい。
と、いうことで、まずは近所のクリスマスデコレーションで有名な通りへお散歩に。
ここは、旦那が小さい頃からクリスマスデコレーションで有名で、私も初めてイギリスへ旦那と旅行できた15年くらい前のクリスマスに連れてきてもらったところ。
最近は有名になりすぎて、近隣住民へ迷惑になったので、デコレーションが自粛されてる、と聞いたのですが、友達に「やってるよ〜」と教えてもらい、行ってきました。
こんなに近くにこんな素敵な通りがあって、ラッキーってくらい、
ディズニー気分、味わってきました。笑
子供たちも大興奮♪
このお宅では毎日5時半から1時間くらい人工雪を降らしてくれていました。
訪れた時には子供たちにチョコレートを下さいました。
子供たち、大喜び♪
最終日のクリスマスイブには大人たちにも、モルドワインとミンツパイをくれたそうです。
素敵ですね。
やっぱり、世界中が大変だったこの一年の締めくくり、みんながみんなを少しでも笑顔にしたいっていう気持ちが、いろんなところで感じられます。
心温まるクリスマス。
私の友達も、私を笑顔どころか、泣かせてくれました。笑
23日の夜に、これを持ってきてくれたのです。
私が11月の自分の誕生日の時に、話していたんです。
毎年誕生日になると、日本のイチゴのショートケーキが無性に食べたくなる、、
(だから旦那に無理矢理作らせている、、笑)
と。。
けど、日本のスポンジって、イギリスのベイキング番組でも話がされるくらい、難しいんですって。
なかなか大成功しない旦那。苦笑
それでもおいしいし、何より気持ちが嬉しいんですけどね。
そしたら、サプライズでベイキング上手な友達が作ってきてくれたんです!
かわいい折り紙で作ったサンタやカードも一緒に。
本当に嬉しかった。
嬉しくて泣いてしまいました。
気持ちが嬉しい。
すぐ頂きました。
夜だったけど、おかまいなし。笑
さー、いよいよクリスマスの食べ物、準備しなきゃ、ということで、我が家でも作りました。
みんな大好きなトライフル。
以前のブログでも紹介しましたが、市販のものを重ねていくだけ。
(本当のレシピではカスタードとかも全部手作りですが、私は手抜き。笑)
トライフルは旦那のお母さんの思い出の味。
最初は「なんじゃこれ?」と思いましたが、おいしい!
我が家のデザートには欠かせないメニューとなりました。
市販のスイスロール(イチゴジャムのロールケーキ)を切って、並べて、
その上に缶詰のイチゴとそのシロップをかけて、スイスロールをひたひたに。
その上に、これまた市販のイチゴゼリーをのせて、
その上に、カスタードとクリームをのせて、、
できあがり!
これを最低半日おいて、スイスロールをひたひたにします。
今回はイブとクリスマス用に2つ作りました。
(いつも2つ作ってるけど。笑)
だって、おいしいんです。笑
すぐ無くなっちゃうから。笑
今年のクリスマスは、我が家の4人と義理姉のみ。
近くに住む義理姉はイブの夜からうちへ泊まりにきて、クリスマスの夜に帰る予定。
グルテンアレルギーの義理姉も、今年のクリスマスには特別に好きなものを食べる、ということで、色々おいしいもの準備して食べて飲んで、楽しもう!
と、いうことで、イブの日の夕食はこんな感じに。
チーズの盛り合わせ、野菜スティック、ブロッコリーのクリスマスツリー(中はマッシュポテト)、ベーコンとほうれん草のキッシュ、マッシュルームのアヒージョ、ジャーマンポテト、モッツアレラスティックとチキンナゲット(冷凍。笑)。
奥のデザートはこちら。
だーいすきだけど、普段はなんだか贅沢すぎる気がしてなかなか買わないマカロン♪
こちらはスーパーの冷凍のもので3ポンドでした。(450円くらい?)
それから手前はイートンメス。
焼きメレンゲにベリー類をのせて(今回は冷凍のベリー)、その上に生クリームをかけて、ぐちゃぐちゃ(messy)にして頂きます。
これ、クリーム好きの私にはたまりません。笑
これも最初は、なんじゃこれー??体に悪そー!!と思っていましたが、
悪魔の味に慣れて親しんでしまったら、もう負けです。苦笑
おいしー!!
ま、たまにならいいですよね。笑
イギリスでは、このメレンゲ、すっごくお安く1ポンドくらいで買えますが、簡単に家でも作れるみたいですね。(作ったことないけど。笑)
この他にも、娘が作ったトライフル、義理姉が持ってきたグルテンフリーのイギリスの分厚いアイシングたーっぷりバースデーケーキ(キリストの誕生日だから、って。笑)、他にもイギリスのクリスマスケーキやクリスマスプディング(私にはこの両者の違いが分からない。笑)、冷凍ルラードや、これまた義理姉が持ってきた冷凍イチゴケーキもありました。
一晩で糖尿病になりそう。。苦笑
もちろん、全部は食べませんでしたが、こういう普段は悪者の(笑)食べ物に囲まれるだけで得られるこの背徳感。笑
本日、12/27。
未だにその半分くらいは残っています。笑
普段毎日しているエクササイズもクリスマススペシャル期間のこの数日はお休みしている私。
ヤバいなあ。。。苦笑
また、ダイエット、がんばるぞー!苦笑
クリスマス当日はイギリス色一色になるので、イブはちょっと日本のクリスマスを意識してみました。
KFCにしようかな、、とも一瞬考えがよぎりました。
(これだいぶ面白い日本人の習慣みたいです、外国人にとって。
クリスマスにKFC。でも、おいしいですもんね。笑)
クリスマスを前にスーパーも大奮闘。
とくに今年はクリスマス後のロックダウンが想像されていたので(現に私が住む地域は12/26からTier4へ。再度ロックダウンが始まりました)、スーパーもクリスマス前に売り切りたい作戦か、野菜はとくに大安売りでした。
(ちなみに例年は12/26からセールが始まりますが、今年はそれも禁止。店も閉まっているところが多かったです。ネット上のセールになったりしてました)
クリスマスディナー(といっても、昼間に食べる。けど、ディナー。。不思議。笑)によく使われる野菜、人参、芋、パースニップ、芽キャベツなどは私がよく行くスーパーでは1袋、14pから20pで売ってました。(20円〜30円くらい!)
ウハウハで買い物していたら、今回は見切り品ボックスも発見!
一日に2、3箱しかないこの見切り品ボックス。
なかなか出会えないのですが、出会えた日はテンション上がります。
この日は2つのこっていて、選ぶことも出来ました。
ウハウハ。
なるべく、芋が少ない方。。。苦笑
けど、家に帰って中身を吟味してみたら、、
クリスマス、芋たくさん使うし、ま、いっか。笑
そして、クリスマスディナーはこんな感じに出来上がりましたー
奥の大皿から。
オーブンに入れただけの冷凍ヨークシャープディングと、買ってきたミクスチャーにお湯?を入れて丸めてオーブンに入れたスタッフィング。
このスタッフィング、パン粉になんかハーブとかスパイス?が入ったやつなんですが、私はいまだ好きになれません。
けど、旦那の大好物。
私の意識の中にない食べ物なばっかりに、今回買うのを忘れて(と、いうか、家のどこかにあると思っていました。笑)、急遽、義理姉が義理父の病院へ午前中行った帰りに買ってきてもらいました。
大きい店が開いてなくて、2、3件、小さい店を探して回ったそうです。苦笑
ごめんよ。苦笑
旦那は「スタッフィングがない、クリスマスなんて!!」と言ってました。笑
奥の大皿の真ん中にあるのは、ローストポテト。
これ、私は作るの苦手で普段は避けているもの。苦笑
だって、ちょうどいい加減に茹でて、水切って、蓋して揺すって、ちょっと芋の表面をがちゃがちゃにするんですよ。
崩れない程度にちょーーっとだけ。
それ、めっちゃ難しい!
それをオーブンで熱々にしておいた油に入れて、お次ぎはオーブンで周りをカリカリに。
簡単なようで難しい!
奥が深い!
今回も、オーブンで焼きすぎ、かなりかりっかりなローストポテトとなりました。苦笑
真ん中の大皿は、ローストビーフ。
こちらは、1、5キロくらいの牛かたまりを200度くらいのオーブンで蓋をせずに、セロリ&タマネギをちょっと下にひいて、1時間半焼きました(途中、1回ひっくり返しました)。
そのあと、アルミホイルに包んで1時間くらい放置。
ちょっと火が入りすぎたかな〜
なんか、選んだ肉も悪かったのか、固い部分が多かったです。涙
去年はもっとうまくいったのになー
残ったのは、牛のたたきソースを作って、牛のたたき風に食べました。
来年はラムとかもいいな♪
ローストビーフの周りにあるのは、ローストパースニップと人参。
オリーブオイル、塩こしょう、はちみつ、みかんの絞り汁を入れて混ぜ、1時間くらいオーブンで焼きました。
手前の大皿は、pigs in blankets。
ピッグはソーセージで、ブランケットはベーコン。
可愛いネーミング。笑
義理姉とうちの息子の大好物なので、たくさん用意しました。
こんなふうにもう巻いて売っているので、助かります。
左のボールは芽キャベツ。
一度茹でて柔らかくした芽キャベツを、ベーコン、にんにく、栗と一緒にオリーブオイルで炒めました。
義理姉と子供たちは芽キャベツ、食べません。
けど、私と旦那の大好物。
おいし〜♪
右側のボールは紫キャベツ。
千切りにして、たくさんのバルサミコ酢、水、レモン、砂糖、蜂蜜、タマネギ、リンゴ、ベーコンを入れて、1時間くらい煮込みました。最後に塩こしょうとバター。
これはたくさん作って、常備菜として、冷凍保存も出来ます。
これらを好きなだけ自分のお皿にのせて、グレービーをかけていただきます。
義理姉用にグルテンフリーのグレービーも用意。
これが我が家のクリスマスディナー。
グレービー、これが嫌いな人は「イギリス料理はまずい」って言うみたいです。
けど、グレービーも色々あるし、おいしい!
イギリス料理、美味しいものたくさんありますよー
グレービー、粒子で売ってるので、それに熱湯を入れて素早くかき混ぜるだけ。
これがあれば、いろんなイギリス料理が作れます。
けど、本来はグレービーって、ソースって意味なんですが、野菜やお肉をローストした残りの汁や野菜を使って作るらしいです。
私のお金持ちの友達は、インスタントグレービーの存在すら知らなかった。笑
いやいや、庶民はみんな熱湯入れて、シャカシャカ混ぜまぜ、ですよ。笑
午前中に料理を頑張った私は、午後はお昼寝。笑
クリスマスの夜はいつも残り物と、簡単なつまむ系のもの、ケーキや甘いものを夕食に食べるので、夕食を作る心配もないし。
(たくさんのチョコやナッツ、ターキッシュデライトやプリングルスも並べました。クリスマス、特別。笑)
↑
イギリスのちょっとお高めスーパー、マークス&スペンサーとウェイトローズのターキッシュデライト。
歯にくっつく系のねっとりしたやつ。
これがまた、美味しいんです。笑
子供たちはサンタさんにもらったプレゼントのレゴを義理姉と一緒にずっとやっていました。
サンタさん、大奮発しましたね〜。苦笑
娘のレゴは、4歳の娘にはだいぶ難しかったようで、9歳の息子がほとんど作りました。笑
他にも、絵を描くのが好きな息子には義理姉からイラスト用のペンセットや、娘には私たちからバービーの飛行機やらなんやら、プレゼントたーーーっくさん。
私や旦那もみなさんから色々と頂きました。
クリスマス、楽しく過ごせて、本当に良かった。
子供たちの笑顔が本当に嬉しかった。
クリスマス当日の朝3時半。
息子がトイレに起きたのに、私は気付きました。
その後、なんだかベッドに戻っていない様子。
なんか微妙に音がする。
娘を起こしてほしくない。
仕方ないので、私もベッドから出て息子の部屋へ。
そこには、サンタさんが置いていったプレゼントの前で、手を組んで満面の笑みで小さくジャンプして喜んでいる9歳の息子の姿。笑
普段はあんなに生意気でも、やっぱりかわいいなー。
思わず抱きしめました。
その直後、娘も「サンタが来たー!!!!」
苦笑
娘の部屋へ行くと、寝ぼけ眼に「私、いい子だったんだ、よかった」と言いながら、また眠りについた4歳の娘。
寝顔に、チューしちゃいました。
その後、興奮気味の(笑)息子を強制的にベッドへ戻し、最低6時半まで起きるな、と言い残し、私もベッドへ。
きっちり6時半に子供たちそろって、私たちの寝室へ来ました。
「プレゼント開けよー!!!!」
この笑顔が見たくて、毎年頑張っちゃうんです。笑
さー、次はおせちかな。。苦笑
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