[料理]大好きなイギリス人のいとこ夫婦が遊びにきた!日本料理でおもてなし。
昨日は楽しい一日でした!
車で3時間くらいはなれたところに住んでいる旦那の従兄弟とその旦那が遊びにきました。
私は彼らが大好き!
以前、ブログにも書きましたが、彼らは日本が大好きで、私たちが日本に住んでいる時も2回遊びにきてくれました。
クルーズ旅行が趣味なので、何十カ国もいったことがある彼らですが、日本が一番好きな国だそうです。
またすぐにでも行きたい。
楽しかった日本旅行を思い出すと涙が出る。
って、くらい好きらしいです。笑
彼らと一緒にいると、なんだか日本人でいることが誇りに思えるし(笑)、趣味も合うし、程よくお互い気を使うけど、リラックスできる、そんな感じです。
日本に来た時は、2週間とか泊まっていってたので、なんかもうお互いの生活の感じも慣れているし、気が楽なんですよね〜。
子供の面倒もよく見てくれるし、子供も彼らが大好きです。
彼らから教わることもたくさんあります。
二人はゲイで男同士の夫婦です。
それゆえ、今まで本当にいろんなことを経験してきました。
今の時代、ゲイは珍しくないといっても、やっぱり引っ越した先のご近所さんのおばあちゃんにたくさん嫌なことをされてしまったり、冷たい目を向けられることは今でもあるそうです。
ま、本人たち、気にしていませんが。笑
それより何より彼らがすごいのは、二人が乗り越えてきた苦難の数々。。
旦那の従兄弟の旦那さんは、クローン病という難病に10年近く前になりました。
体に何も悪いところがないのに、体自身が「何か悪いところがある」と認知して、それを出そうとして、ニキビのようなものが体中にできてしまうそうです。
それは、体の外だけではなく、内蔵や腸内にもできてしまうので、臓器がやられてしまい、今まで数多くの大手術を受けてきました。
詳細を書くのは避けますが、手術だけではなく、日常でも、原因不明の痛みに襲われて救急病院に行くこともしょっちゅうです。
医者も、治療方法が分からない難病らしいです。
手術も、ロンドンにいる一人の特別な専門家にしかできず、その医師にも最近「これからどんなに悪化しても、手術はあと1回が限界だと思う」といわれたそうです。
(これ以上は切り取れない、という意味で)
そんな彼ですが、仕事も毎日いって、責任ある地位にいます。
その難病のため、働かなくても政府から十分な援助はもらえますが、それはもらわず、仕事をして、休みの日には家のデコレーションをして、毎日料理を楽しんで、とっても生き生きしています。
これは、私たちがたまにしか会わないかもしれませんが、私は彼が病気のために卑屈になっているところをみたことがありません。
痛みに耐えて、声も出せないくらいじっとしている時はありますが、いつも心は前向き。
そして、自分にとっても正直。
言いたいことは言う。
けど、不思議と人は傷つけない。。
そんな彼と昔二人で話していた時に、彼がいったことが忘れられません。
「落ち込んでいる暇はない。人生は短い」
すっごい、響きました。
彼が言うからこそ、余計に響きました。
難病と闘っている彼がこんなに前向きなのに、自分が落ち込んで、ぐずぐずしているのが恥ずかしくなりました。
そんな彼、すっごい文句も言うし、嫌いなことも多いし、エレクサとも毎日けんかするし(笑)、決して、めっちゃいい人〜って、感じではありません。笑
けど、私はだからこそ大好き。
いい人過ぎる人は、私、信用しません。
絶対裏がある。(←性格悪い、私。笑)
彼のそんな口が悪い部分も含めて、なんかくすっと笑っちゃう。笑
彼が自分に正直だからこそ、親近感もわく。
完璧じゃない方が、本物っぽい。
私が尊敬する人の一人です。
そして、忘れちゃいけないのが、そんな彼を支えるうちの旦那の従兄弟。
彼は、とーーーーっても、ピュアなハートの持ち主。
いっつもその難病の旦那におちょくられていますが、実は彼の支えがあってこその、難病との戦いなんですよね。。。
彼だけには、その難病の彼も自分の不安や弱いところを見せるのでしょう。。
ある日、旦那の従兄弟がいってました。
「支えるのが本当につら過ぎて、別れようと思ったことは何度もある」って。
けど、あんなにお互いを必要とし合ってて、支え合ってて、同時に一緒に人生楽しんでて、いつも面白い。。
周りからみたら、一緒にいない方が不自然に思えちゃうくらい、運命の出会いなんだろうな〜。。。
そんな二人が遊びにくるってなったら、最近、料理熱ゼロだった私にもスイッチがぽーんって、入りました!笑
何作ろっかな〜♪
だいたい彼らの好みも、難病の彼が食べられないものも知っているので、メニュー決めるのもラクチんでした。
頑張りましたよ〜
午前中から息子を駆使して(笑)下ごしらえ。
けど、なんか彼らのために作ると思うと、楽しいんですよね。。
私たちが彼らの家に行くといつも、おっしゃれ〜で美味しい食事を用意してくれるので、たまには恩返し、と思うと、どんどん体も動いちゃう。笑
メニューは、
ちらしずし
(具:錦糸卵、きゅうりの千切り、インゲン、アボガド、プチトマト。
自分でお好みで入れられるように魚系は別盛りにして、ほぐしサーモンを醤油と
砂糖で味付けしたもの。と、かにかま)
からあげ
(下味:しょうゆ、中華味の素、味の素、ごま油、にんにくで5時間くらいつけときま
した。
卵をもみ込んで、片栗粉をつけて油へジュッ。
インゲンのベーコンまき
枝豆
ガーリクバター醤油ポテト
ブラウニーとバニラアイス
イギリスに来て、人を招いた時にいつも思うのは、(とくに外国人に日本料理を出す場合)
大皿で出すか、ビュッフェ形式にして、自分の好きなものを好きなだけ各々でとってもらうのが一番!ってことです。
それから、魚介系は別盛りにしておくと、嫌いな人の嫌がる顔を見ないで済むし(笑)、無駄にもならないので、おすすめです。
あと、生ものは基本避けてます。
日本みたいに信用して食べられる生ものはそこら中には売ってないので、買うとなるとお高い。その上、みんなになんか罰ゲームみたいに食べられるんじゃ、もったいない。笑
「うん、おいしいかも、食べられる」なーんて、言葉はいりません。笑
生ものは、本当にそれが好きな人と楽しみながら食べるのが一番、ってことで、うちでは滅多に外国人ゲストに出しません。笑
日本人は、出されたものを好き嫌い言わずに全部頂くのが礼儀、って育てられますが、
欧米ではそういう考え方、きっとゼロです。笑
嫌いなもの、美味しくなさそうなものは平気で残すし、手もつけないってのがほとんど。
礼儀がないんじゃなくって、そういうのが普通なんですね。
文化の違いってやつです。
だったら、もったいないから最初から、好きなものだけ取って、食べて〜ってことで、うちではほぼ毎回、ビュッフェスタイル。笑
とくに難病の彼は食べ過ぎちゃうと激痛につながるので、彼のその日の容態で気兼ねなく、食べられるものを選べるように。
けど、彼、食べるのも、日本食も大好き。
たくさん食べてくれていました!
うれしー!
旦那の従兄弟の方は、ジャガイモが嫌いな珍しい(笑)イギリス人なのに、「このポテトはおいしい!」といって、家でも作る、といってくれました。
新ジャガだったから、それがよかったのかな。
シンプルに皮ごと丸湯でして、味付けしてパセリ散らしただけ。笑
うれしー!
(っていうか、ポテト嫌いなの知らなかった。笑
彼のママは芋大好きなのに。。
イギリス人はみんな芋好きと、決めつけてました。笑)
ブラウニーは、息子がパッケージみながら一生懸命作りました。
一口に切って、上にバニラアイスをちょんちょんってのせて、なかなか可愛く盛りつけてたのが、微笑ましかった。笑
ブラウニー、、嫌いな外国人、会ったことありません。笑
いつも一瞬でなくなる。笑
みんな、もりもり食べてくれて嬉しかったな〜
あー、楽しい一日だった。
そして、あとで気付きました。
料理の写真とるの忘れたー!!!!!!!!!!!!!!!!!
涙
おしゃべりに夢中でした。笑
余談:
従兄弟夫婦は以前、日本語を習っていたので、日本語の話題も。。
子供たちの日本語は最近どう?と聞かれたので、4歳の娘の日本語勉強エピソードを話しました。
ある日、娘と日本語で数を数える練習をしていました。
「ひつじがいっぴき、ひつじがにひき。。」
この、「ぴき、ひき、びき」や、1本2本の「ぽん、ほん、ぼん」って、日本語を勉強している人にとっては、結構難しいんですよね。
日本に10年住んでたうちの旦那も時々間違えます。
「かえるが5びき」とか。笑
日本語は数えるものによって、数字の後に来る言葉も違うし、奥深いです。。
その日のお昼、冷凍ピザを食べていた娘が言いました。
「ママ様、ピザをもう1ぴきください」
笑
(うちでは、時々ふざけて「ママ様」や名前の後ろに「様」をつけて呼びます)
「ピザを一匹、、」苦笑
私「あのね、今日勉強したことを使おうとしたのは偉いね。
けど、それは、虫とか動物とか生きているものに使うんだよ。
ピザは、1枚、2枚って、数えるの」
娘「そっか。じゃあ、ママが1匹、ママが2匹。。。」
笑
私の心境「(そりゃ、私も動物だけど。。)」
続けて娘がいいました。
「ママのおっぱいは、2匹だね!」
こいつ、わざとやってんな。笑
日本語勉強、難しいです。笑